有名お菓子ブランドが勝手に商標登録されてしまった

これは、私が担当した中でも、かなりひどい模倣品事件でした。

シンガポールに本店を持つ有名ティラミスのブランドが、日本で商標登録していなかった隙に、日本のとある会社に商標を先取りされてしまったケースです。

 

私のところにご相談に来たのは、シンガポールの本店ではなく日本国の正規代理店でした。

勝手に商標登録されてしまった他社商標を取り消す長い戦いが始まりました・・・。

 

実はこの事件は、最終的には、法的な決着がつく前に、インターネット上で「あれはパクリじゃないか?」といった形で炎上して、相手が事業から撤退する形で決着がつきました。

 

 

<ご依頼いただいたこと>

 

・不正に先取りされてしまった商標登録の取り消し(多数)

・相手方との和解交渉(弁護士と組んで現実的なトラブル解消に努めました)

・現在の権利の穴を埋める商標登録

・代わりとなる新ブランド名の商標登録

 

 

<工夫した点>

・限られた予算で対応できるよう工夫しました。不正に商標登録されてしまったのが1件や2件でなかったので、普通に対応すると、非常に多額な費用が発生する案件でしたが、複数件の事件の間で流用できる証拠なども多かったため、コストを徹底的に省くことで、ご予算の範囲内で対応することができました。

 

・ありとあらゆる証拠を挙げました。一度商標登録されていた商標を取り消すのは簡単ではありません。相手の商標登録を取り消すためには、こちらの商標が圧倒的に有名であったことを証明する必要がありました。そのために、販売期間、個数、金額などがわかるありとあらゆる角度の資料を提出しました。原材料の生クリームの仕入れ量なども証拠のために提出しています。

 

<難しかった点>

・決着がつくまでの間、損失が出続けることが最大の悩みでした。この事件は、明らかに相手の登録は不当であったため、最終的に登録を取り消すこと自体はできるだろうと思っていましたが、相手の商標登録を取り消すまでにはどうしても半年近い時間がかかるのですが、それまでの間の損失を少しでも防ぐよう、相手と交渉しました。

 

・メディア対応も結構大変でした。この事件は、インターネット上で「あれはパクリじゃないか?」といった形で炎上したため、私も、テレビなどの取材を受けました。