2022年に合計6回自主開催したセミナーとなります。
商標登録に関するセミナーを開催したり、講師としてお招きいただくことは多いですが、このセミナーは少し異色のものです。
通常のセミナーでは、商標登録や特許の制度とその活用方法についてご説明するのですが、このセミナーは、制度についてほぼ話さず、ただただ私が過去に実際に経験した、知的財産に関するトラブルの実話をお話するというものでした。
<工夫した点>
・中小企業の知的財産権のトラブル事例というのは、裁判まで行くことはほぼなく、ほとんどは水面下で行われています。なので、こういうトラブルの実情というのは、一般の人はもちろんのこと、弁理士の中でも私のように権利侵害の事件を得意にしている人以外はほとんど知らないと思います。そういったリアルな話をお伝えできるようにと考えました。
・とにかくリアリティのある話をしたかったので、ご紹介した事例は、8割以上は私自身が体験した事件にしました(残り2割は有名判例)。
<難しかった点>
・自分が体験した事件と言っても、クライアントの名前を出すことはできませんので、そこは難しいところでした。
・かなり際どいお話をするセミナーだったので、誰でも参加OKとはいえず、ご招待制にせざるを得ませんでした。