こちらは、私が独立以来、最も長く継続的にサポートしているお客様で、腰痛などを劇的に改善する画期的なトレーニングプログラムや、施術のメソッドを広めています。
人体の健康や治療に関する知識を広める協会様からのご相談は多いですが、日本の知的財産に関する法律においては、これらを保護するのは非常に難しいのが現状です。
こういった知識やメソッドを独占するというよりは、正しく広めるためにはどうすれば良いかという観点から、知的財産の観点からサポートしています。
<ご依頼いただいたこと>
・メソッド名、プログラム名などの商標登録
・商標権侵害対応(商標登録した後に、他人が使用している場合、通知をしてやめてもらいます)
・内部規約の作成( 外部の人ではなく、協会内部の人の勝手な行動を防止するためのもの)
・Amazonブランド登録(Amazonでも商品を販売していたが、模倣品が多かったため)
<工夫した点>
・商標登録を駆使しました。本当は、プログラムの内容や施術のメソッドを特許が取れると良いのですが、日本の特許法ではそれはかなり難しいです。なので、最低限、名称をきっちり抑えることを徹底しました。
・内部規約(契約)をきちんと作りました。協会ビジネスの場合、その知識を正しく広めることを重視するならば、ある程度きっちりした内部規則により協会員の行動にルールを設けることが必要です。
<難しかった点>
・トレーニングプログラムや人体の健康法について、法律で直接保護することの難しさは常に感じています。まず、治療や施術の方法について特許を取るということが非常に難しいこと。また、トレーニングプログラムについて著作権が認められるかも議論の余地があることが理由です。
・知的財産という抽象的なものの大事さを伝えることも、かなり難しいポイントではあります。特に、この分野の知的財産はかなり特殊で、協会員の方に「なぜ重要なのか」を理解してもらうのは簡単ではありません。