芸名・バンド名を商標登録する理由は?

アーティストのお友達から、こんなご相談をいただきました。

<質問> (シンガーソングライター:スマイル饗子 さん)
芸名バンド名を商標登録しているアーティストの方がいますが、私も芸名を商標登録した方が良いでしょうか?

<回答>  (弁理士 井上)
したほうが良いです。特に、バンド名やユニット名は商標登録をお薦めします。

シンガーソングライター スマイル饗子
シンガーソングライター スマイル饗子

芸名の商標登録

饗子: 井上さん、私の「スマイル饗子」という芸名も、商標登録した方が良いのでしょうか?

井上: した方が良いですね。乱暴な言い方かもしれませんが、僕は、基本的に商標登録はするにこしたことはないと思っているんです。問題は、お金がかかるので、それとの兼ね合いですね。

饗子: 芸名を商標登録すると、どんな良いことがあるんですか?

井上: 「スマイル饗子」を商標登録をすれば、ずっと安心してこの芸名を使い続けられます。言い方を変えると、誰かに横取りされるおそれがなくなります。

饗子: 横取り!! そんなひどいことが、本当にあるんですか?

井上: いやあまあ、「無いとは言えない」というレベルです。

例えば、他の人が、先に「スマイル饗子」という商標を登録してしまったら、饗子さんは、この芸名を使えなくなることがあります。

あと、商標登録までされなくても、他の人が、「スマイル饗子」という芸名を使って先に有名になってしまうと、饗子さんは今後はこの芸名を使いづらくなりますね。その可能性は高くないかもしれないけれど、安心のためを考えると、商標登録はするにこしたことは無いということ。まあ、保険のようなものですね

饗子: でも、私の名前、まだそんなに売れてないですし。商標登録する価値があるんでしょうか?

井上: 考え方は色々あると思いますが、ある意味、有名になっていない芸名の方が、商標登録する意義が大きいんですよ。

饗子: え?どうして?

井上: 芸名が全国的に有名になってしまえば、それはもう、商標登録しなくても、法的に色々保護されるんです。
一方、まだ全国的に有名とまでいえない芸名は、後から同じ名前を使い始めた人がいたとしても、商標登録していない限り、何も打つ手がありません。

だから、「スマイル饗子」みたいに、まだ売れていないけれど今後売れるであろうという芸名が、ある意味とても商標登録する価値があるんです。

★ 格 言 ★
まだ売れていない芸名(バンド名)こそ、商標登録しよう。

バンド名の商標登録

スマイル饗子: 私、「グッドスマイルズ」というバンドでも活動しているんです。こちらのバンド名も商標登録した方が良いのかな・・・?

井上: そうですね。どちらかというとむしろ、バンド名(ユニット名)の方が、商標登録する意義は大きいと思います。

饗子: なぜですか?

井上: バンドの場合、将来解散したり、メンバーが交代したりすることがありえますよね。

そんなときに、バンド名に関する権利が誰のものかをはっきりしていないと、争いの種になることがあるんです。

饗子: 解散なんて考えたくないですけれど・・・。無いとは言えないですね。

井上: 極端な話、バンドやユニットの性質によっては、構成員が多少変入れ替わってもバンド名やユニット名が同じであれば、人気を継続できる場合があります(例えばAKBなど)。
そのため、バンド名やユニット名の経済的価値というのは、とても高いんです。アーティスト個人ではなく、事務所として商標登録する場合も多くなります。

井上: それに現実問題として、バンド名の方が芸名より、”かぶる”ことが多いようです。あの有名な「X」とかもね、アメリカに同じ名前のバンドがあったから「X-JAPAN」に改名したそうですよ。

私の事務所へも、「有名なアーティストが我々と同じバンド名を使い始めました。どうしたらよいでしょうか?」といった相談が来ることがあります。

饗子: そうかあ。バンドのみんなでお金を出し合って、商標登録しようかなあ。

井上: バンドの場合は、誰が出願人(権利者)になるかも大きな問題です。バンドのリーダーなのか。それとも、所属事務所で商標登録するのか。
所属事務所は、ユニットやバンドがある程度有名になったら、商標登録を考えると思います。アーティストの方で権利を押さえたいと思ったら、有名になるのを待たず、早めに手を打つのが良いと思います。

本名の商標登録

スマイル饗子: そうだ井上さん、私、本名でも活動しているんです。本名も商標登録したほうが良いんでしょうか?

井上: 本名は、商標登録する意味はあまりありませんね。さすがに商標法でも、自分の本名は、自由に使うことができるように考慮されています。

饗子: 同姓同名の人がめちゃくちゃブレイクしてしまったとしても大丈夫ですか?

井上: 法律上は大丈夫です。本名を使う分には、不正競争防止法にも引っかからないですし。けれど、そういう事態になってしまったら、もう、本名での活動は控えた方が良いかもしれませんね。お客さんが間違えてしまうこともありますから。

饗子: そうですね・・・。まあ、私が先にブレイクしてしまえば良いわけですよね?

井上: そう。饗子さんならきっと大丈夫ですよ。

  まとめ:商標登録の必要性
バンド名 とても高い
芸名 普通
本名 低い

<続く(次回は「費用」のお話)>

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東京では多くの若者がプロデビューやメジャーになることを夢見て、音楽活動や芸能活動を行っています。将来のためにも、まだ無名の今のうちに芸名・バンド名を登録しておきませんか。
なぜ、芸名やバンド名を商標登録する必要があるかを、AIS弁理士事務所のホームページでは分かりやすく解説しております。是非ご一読いただき、できるだけ早い段階で登録しておきましょう。必ずビックになる、有名になりたいと考えている方にこそ重要な手続きです。
特にバンド名やユニット名、コンビ名などは個人名と異なり、他のグループとかぶってしまうケースは少なくありません。自分たちがメジャーになる前に、他のグループに先を越されないよう、東京の当事務所にご相談ください。
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