僕は、人間関係において、すごく大事にしていることがあります。
それは、
他人をコントロールしない
他人にコントロールされない
ということです。
この2つは、表裏一体。セットで、大事なことだと思います。
「命令する」というのが、代表的なコントロールの行為ですが、その他にも、「隠れたコントロール」行為があります。
例えば、「怒ったり」「泣いたり」するのは、一種の、相手をコントロールする行為と
考えられます。
怒っている人は怖いから、相手は、言うことをききますよね。
泣いている人は可哀想だから、相手はいういことをきくわけです。
しかし、相手をコントロールする行為は、その瞬間は相手を思い通りにできても、長い目で見ると、人間関係を破壊方向へと導きます。
だから、なるべく相手に怒りをぶつけるような行為はしない方が良いです。
それでは、相手が怒ったり泣いたりした場合はどうすれば良いかというと・・・
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相手が怒っても泣いても
気にかけてあげない
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これが、対処法だと思います。
無視するというわけではなくて、「怒っている」「泣いている」という状態にフォーカスしない、という感じです。
先日、木村拓哉の「エンジン」という懐かしいドラマをネットで見つけました。
このドラマは、身寄りの無い子供達が暮らしている施設が舞台となっているのですが、ある日、施設の女の子が、なんかの理由で泣いていました。
大人達は、なんとかして彼女の機嫌を取ろうとするのですが、そこに木村拓哉が帰ってきて、泣いている女の子を1秒くらい見つめて、「花粉?」と言うんですね。
それだけ言って、すぐどっかに行ってしまうんです。
女の子は、唖然として泣き止みました。
こんな感じがいいと思います。
最近、うちの洗濯機が、謎のエラーを起こします。
かれこれ8年くらい使っていて、何度か壊れて修理しているので、今度こそは完全に壊れてしまうのではないかと気が気でありません。
洗濯機は、生命線です。
たかだか3日でも使えないと、暮らして行けません。ついでに、僕の場合、乾燥機能も必須です。
そんなに大事なら、壊れる前に、買えば良いじゃない、たかだか15万くらいなんだから。
そんな風にも、思うわけですが、いやしかし15万というのは決して安い値段ではないし、と躊躇する自分がいます。
人間の金銭感覚というのは、実に不思議なものだと思うんです。
だって、その一方で、何百万もするポルシェの中古車を買う準備を着々と進めていたりするのですから。
はっきりいって、ポルシェは、無くても全く困らないです。
もっと言ってしまうと、持っていても、ほとんど役に立ちません。
その一方で、洗濯機の役に立つことと言ったら、「文明の利器」のありがたみを噛み締めます。
しかし、値段はだんぜんポルシェの方が高い。
洗濯機・・・10万円くらい
ポルシェ・・・数百万円くらい
しかも、何倍というレベルでなく、何十倍も高いわけです。
本当に、人間の金銭感覚というのは、
いい加減だと思うわけです。
だから、もしあなたが、自分のサービスを高く売りたいと思ったときは、高い値段を付けていいです。
そのかわり、その値段で満足してもらうよう、徹底的にサービスしましょう。
続く <to be continued…>
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「もっと、客観的に物事を見なさい」
先生や上司に、こんな風に言われたことはありませんか?
しかし、客観的に見るって、どうすれば良いんでしょうか。僕には、よくわかりません。
僕の場合、どちらかというと、
「井上さんは、物事を冷静に客観的に見られる人ですね」
と言われることが多いのですが、あまり自分ではそう思わないですし、正直、いまいちピンときません。
人の意見というものは、すべからく、その人の主観ではないかと思うのです。客観的な要素を取り入れることはできますが、主観を排除することはできません。
そう思うと、
「物事を客観的に見られる」
というのは、
「程度の問題」というか、
他人との「比較の問題」だと思うわけです。
しかし、その「比較」も非常にしづらい。だから、「客観的に見る」ということは、僕は、そんなに意識していません。みなさんはどうでしょうか?
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とりあえず、多角的に見る
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ところが、先日、友人が、ちょっと違う表現をしてくれました。
「井上さんは、物事を多角的に見る人ですね」
と言われたんです。
「多角的」という表現は、
「客観的」という表現に比べて、
法律家の僕には、とてもわかりやすく、しっくりくるものでした。
法律家は、事案について考えるとき、すべての事情を考慮して、
メリットデメリットを徹底的に比較します。
あきらかに加害者が悪い場合であっても、決して、被害者の感情だけを考慮して結論を出すことはしません。(だから、一見冷たく見えるかもしれません。)
もしあなたが、
「もっと客観的に物事を見たい」
と思った時は、
「客観的」
というのはなかなか難しい概念なので、
まずは、「多角的」
に物事を考えることをお勧めします。
そして、「多角的」に物事を考える第一歩は、「メリット」と「デメリット」を両方ピックアップすることです。
物事には、必ず、メリットとデメリットがあります。
ゲームだと思って、次のもののメリットとデメリットを考えてみませんか?
(1)スーパーの方が安いのに、コンビニで牛乳を買う
(2)医療保険に加入する
(3)体に悪いジャンクフードを食べる
(4)小学校に行かない
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「価値」提供のお話
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僕は、ビジネスというのは
(1)価値を提供して
(2)対価をもらう
この2つの要素しか無いと思っています。
もし、今、あなたの収入が少ないとしたら、思うに、考えられるのは理由は3つです。
(1)価値の提供が足りない
(2)価値が伝わっていない
(3)設定した対価が安い
いかがでしょうか。
特に(2)は、多くの起業したばかりの方に当てはまる気がします。
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価値を伝える
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いつだったか、ネット上のニュース記事で、世界的なバイオリニストが汚い服装で
街角でバッハの曲を弾いたら誰か注目するのか、という実験が取り上げられていました。
結果としては、ほとんど誰も足を止めることはなく、たまに小さい子供だけが、足を止めて演奏を聴いていたとのことです。
これが、価値が伝わっていないという状態です。
この記事を書いた人の視点は、
「聴く人が耳を傾けなければ、どんな美しい音楽も耳に入らない。」
というもので、どちらかというと、聴く側の責任に注目した実験だと思うのですが、
僕が最初に感じたことは、逆でした。
「どんな素晴らしい音楽であっても、
ちゃんと伝わるように努力しなければ
伝わらないんだなあ」
と思いました。
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商標登録で花束を
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僕は「商標登録」という仕事をやっていますが、はっきりいって、国が法律で定めた制度ですので、極論、誰がやってもそんなに与える価値は変わりません。
(もちろん、腕の良し悪しはありますが)
それで、僕は、どうやったらお客さんに価値を感じてもらえるか、
色々考えて、
「商標登録をきっかけに、お客さんに、自分のブランドに自信や愛着を持ってもらえたら」
と思いました。
少々恥ずかしいですが、試みとして、商標登録になったお客さんに、登録証を渡すのと同時に、花をプレゼントしてみたりします。
こういうのって、はっきり言ってしまえば、演出です。
でも、こんな演出一つで、お客さんの人生がちょっとでも好転するきっかけを与えられるかもしれないですよね。
皆さんも、ちょっと恥ずかしいくらいわざとらしく、お客さんに価値を伝えてみませんか?
続く <to be continued…>
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